2014年03月04日

大阪維新の会タウンミーティング資料の「見せ方」の話

 ブログ「橋下市長の大阪都構想を、きちんと考えてみる」の記事「大阪都構想財政シミュレーション(その2) 関係ない効果額を分けてみた」に次の追記をしましたので、追記部分のみ別掲載します。

--------------------------- 以下、追記記事 ---------------------------
 この記事をアップしたところ、大阪維新の会タウンミーティング資料についての「実際には貯まる訳でもない効果額を累積表示にするなど、『統計で噓をつく法』のお手本のような表です。」の部分に反響を頂きました。記事本文は、当該資料の「現状維持 莫大な借金 都構想が実現しないと、平成45年までに、約2323億円の赤字」の部分が事実と異なることへの指摘が主でしたので、「『統計で噓をつく法』のお手本のような表」について、少し説明を加えます。

 大阪維新の会タウンミーティング資料「再編効果と現状維持を比較(積算)」の元になったデータは、「※数値は、『第10回大阪府・大阪市特別区設置協議会資料 財政シミュレーション(一般財源ベース)』を参照(平成25年12月6日発表)」とありますので、同資料の試案3(5区 北・中央区分離)の次のデータと思われます。(粗い試算ベースAの合計額が▲2323億円で、維新資料の現状維持約2323億円の赤字と一致。再編効果コストBの合計額が2917億円で、維新資料の再編効果額約2917億円と一致。)
追記_元データ.jpg
元データ 元サイト

 このデータは、同じ財政シミュレーション資料の中で、既にグラフ表示がされており、それは次のようなものです。(元データ
追記_法定協グラフ.jpg

 大都市局が法定協議会用に作った表ですが、年度ごとの再編効果額、収支不足額、収支不足解消の年度など、コンパクトに分かるように整理されています。「都構想が実現しないと・・・」といった不正確な記述はありません。

 これと同じデータを使って、大阪維新の会がタウンミーティング資料に作った表が記事本文でも紹介した次のものです。
維新グラフ_再編効果と現状維持を比較(積算).jpg

 同じデータを使っているのですから、元となった推計内容は同じなのですが、表から受ける印象は全く違うものになっていると思います。
 この表を示して、維新の府議さんが「この比較数字を見ても現状維持で大阪が良くなるとでもおっしゃるのでしょうか?」とツイートされていました。

 まあ、こういうことです。
posted by 結 at 03:45| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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