2014年03月07日

グラフの赤い部分を、一言で消してみせましょう

維新グラフ_再編効果と現状維持を比較(積算).jpg

 さて、このグラフ。「現状維持、莫大な借金。都構想が実現しないと、平成45年までに、約2323億円の赤字」と解説された赤い部分。この赤い部分を、一言で、最終的に消し去ってみせましょう。

「決算時点の不用額を財政調整基金に繰り入れ、収支不足に備えます」

 この一言だけです。

 19年間の収支不足額の累計額2323億円、年平均でいえば122億円となります。

 これに対して、2014年2月22日の住之江区タウンミーティングで橋下市長は、次のように発言をされています。(該当部分の音声
--------------------------- 引用開始 ---------------------------
 26年度がどうなるかって言ったら、今ここの数字でね、26年度は26年度で、237億円足りないってなってますが、これ、来週くらいに予算出しますけども、実際170億くらい、予算出すっていうか、新聞で見てもらったら分かりますけども、170億くらいまで減ってます。足りないお金は。
 で、大体ね、170億とか、これ位になってくると、さっきも言いました、予算組む時には、4月の段階ではお金足りないって言っても、決算時期、1年経った決算時期の時には、大阪市っていうのは、1兆6千億円の予算規模の役所ですから、全部清算していくとね、お金がやっぱり余ってくるんです。大体余ってくるお金というのは、150億くらい、大体一年間余ってくるんです。大阪府の場合には、400億とか300億円くらい、年間余ってくるんです。だから、最初の4月の段階で、大体150億円くらい足りないくらいに納めておけば、その年、3月、最後決算打った時にはね、足りないお金はゼロでしたとなるんです。
--------------------------- 引用終了 ---------------------------

 話し言葉をそのまま書き起こしたので、読みにくいのはご容赦ください。
 「大阪市は、決算時点では150億円くらい一年間で余ってくる」と言ってますね。
 では、この150億円を財政調整基金に繰り入れて、年平均122億円の収支不足の対策に充てれば、19年間で累計2323億円の収支不足額って、片付くじゃないですか。

 不用額150億円として、収支不足額と平成45年度までのシミュレーションをしてみると、次の結果です。
不用額シミュレーション.jpg

 平成33年度には累計で598億円の赤字になりますが、平成40年度には累積赤字は解消して、平成45年度には527億円も黒字が貯まってしまいます。

 これは、19年間何の行政改革も行わず、本当に現状維持で、毎年の使い残しを基金に貯めるとしただけのことです。
 だから、普通に行政改革に取り組んでいたら、都構想の実現が無くても、この数字より、ずっと良くなります。

「再編効果と現状維持を比較」とした最初のグラフ、「現状維持、莫大な借金」と書かれた、赤い領域は、毎年の予算の使い残しで片付いちゃう、そんなものだったんですね。

(追記)2014.09.20
 上記の3色グラフでは、平成45年度の収支不足額の累計が2323億円になるとしていますが、2014年7月に作成された協定書(案)作成時の長期財政累計では大幅に変更され、収支の黒字・赤字の累計額は、33億円の黒字となる数字が示されました。

赤字累積額比較.jpg
posted by 結 at 01:49| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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